精子に栄養!元気に妊活!食事だけではダメ?必見情報!

食生活や生活環境の変化も背景になり、不妊でお悩みの夫婦が増加していると言われています。

 

妊活という言葉ができたもの最近の話ですね。

 

不妊は女性にばかり目を向けがちですが、実は男性の精子が理由で不妊になるケースは不妊全体の半分を占める理由になっているのです。

 

なぜ、男性の精子にトラブルが多くなってきたのか?

 

精子のトラブルを改善することはできるのか?

 

今、必死に奥様が調べられているのかもしれません。

 

男性の精子は非常に繊細でストレスなど精神的な影響も大きく受けるのです。

 

一度おもわしくない診断を受けた方もどうかあきらめず改善方法を探っていきましょう。

 

因果関係、結果には必ず原因があります。精子のトラブルの改善方法をまとめていきますので参考にしていってください。

 

<このページの目次>

精子異常の主な原因は何かあるの?
精子の異常とその分類とは?

    →精子減少症の原因、治療、改善方法
    →無精子症の原因、治療、改善方法
    →精子死滅症の原因、治療、改善方法
    →精子過剰症の原因、治療、改善方法

精子に必要な栄養のまとめ
精子に良いこと悪いこととは?
精子を元気に!今からできる改善方法
精子の異常を調べる方法や料金
精子は禁欲期間が短い方が運動量が多く元気になる!
精子は酸化に弱い!抗酸化サプリメントが効果あり!?

 

精子異常の主な原因は何かあるの?

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現在妊活中のご夫婦の中には、不妊治療でお悩みの方も多いと思います。不妊治療は女性がよく病院に行くものと思っている男性もいるのではないでしょうか。しかし、不妊症の約半分は男性側に原因があるといわれています。そして、男性不妊の約9割が精子異常によるものだといわれています。

 

精子異常は、精子減少症、無精子症、精子死滅症の大きく3つに分類することができます。それぞれ精子が異常に少ない症状、精子が全くない症状、精子が多すぎる症状を指します。精子が少なければその中から卵子にたどり着くことのできる精子が現れる可能性は低くなりますし、まったくなければ当然受精することはできません。
そして逆に精子が多すぎても正常な形を維持できずに、やはり受精することができません。

 

精子の異常とその分類とは?

精子減少症 ・・・ 精液1ml中の精子の数が2000万以下
無精子症  ・・・ 精子がまったく形成されない
精子死滅症 ・・・ 精子に受精能力がない
精子過剰症 ・・・ 精子の数が正常の2倍以上で、精子同時がくっつく

 

精子減少症の原因、治療、改善方法

精子減少症は、通常精液1mLあたり5,000万〜1億個存在する精子の数が著しく少ない症状を言います。一般的に精液1mLあたりの精子の数が4,000万個を下回る場合は、精子減少症であるということになります。

 

精子減少症の原因としては、内分泌物の異常によるものや精路の閉塞、炎症性腸疾患の治療薬のスルファサラジンといった薬物治療の副作用などが一般的です。また、生活習慣が原因で精子減少を引き起こす場合もあります。過度の飲酒や喫煙は精子を減少させるだけでなく、精子の機能を損なう恐れもあります。また精子は熱に弱いため、熱いお湯への頻繁な入浴やサウナの利用も悪影響です。おたふくかぜなどウイルス感染による急激な発熱も、一時的に精子減少を引き起こす場合があります。そのほか、性感染症や精索静脈瘤といった病気が原因となる場合もあります。

 

精子減少症の改善法としては、ビタミン剤やホルモン剤の投与がありますが、重度の精子減少症に対しては効果が望めない場合もあります。ただしホルモン剤だけでなくビタミンEを一緒に摂取することで、精子の数や妊娠率が上昇したという報告もあります。また人によっては漢方が有効に作用するケースもあります。

 

精索静脈瘤は外科手術による瘤の除去が可能です。軽度の場合は男性不妊の治療法としては効果がないと言われる場合もあるものの、重度の精索静脈瘤がある場合には手術をすることで精液の状態が大きく改善するケースもあるため、手術も視野にいれた改善方法を検討するのがいいでしょう。

 

無精子症の原因、治療、改善方法

無精子症は精液中に精子が全く存在していない症状のことです。無精子症は「閉塞性無精子症」、そして「非閉塞性無精子症」に分けられます。

 

閉塞性無精子症は、精子は作られているけれども精子の通路がふさがってしまっているために精液にまで到達できていない症状です。一方、非閉塞性無精子症は、そもそも精子が作られていない症状で、無精子症の8割がこの非閉塞性無精子症だといわれています。

 

閉塞性無精子症の原因は上にも書いた通り、精子の通路がふさがっていることですが、これは尿路感染や精巣上体炎、性行為感染症、鼡径ヘルニアの手術、パイプパット手術などの既往がある場合に起こることがあります。非閉塞性無精子症の原因は、視床下部や下垂体ホルモンの異常、そして精巣異常の2つがあります。

 

治療法としては、閉塞性無精子症の場合は精子の通路を再建する手術が有効な方法です。非閉塞性無精子症でホルモン異常が原因となっている場合にはホルモン投与によって精子が出現する可能性がありますが、男性の体に何らかの異変が起こった場合には精子回収法を使った不妊治療が行われることもあります。

 

精子死滅症の原因、治療、改善方法

精子死滅症とは、精子は存在しているものの運動していないため卵子と会えずに受精することができない症状を言います。

 

精子死滅症の原因は未だはっきりとは解明されていません。可能性として、精巣が炎症を起こしたことで白血球が増殖し、精子の運動を阻害していることや、おたふくかぜなどによって高熱を出し、それによって精巣に負担がかかり精子の機能を低下させてしまったこと、クラインフェルター症候群といった染色体異常などが原因と考えられています。

 

精子死滅症は精子を作り出す機能に異常があるため、治療するのは困難であるといわれています。ただし、精子死滅症といってもすべての精子が死滅しているとは限りません。そのため精子死滅症は治療するというよりも、運動している精子を摂り体外受精するという方法がとられることが多いようです。射精した精液の中に生存している精子が見つからなかった場合には、睾丸を切開して精巣内の精子を取り出して調べるという方法が採られます。

 

精子過剰症の原因、治療、改善方法

精子過剰症は精子の数が通常の2倍以上あるために固まったり、正常な形をしていない症状を言います。原因としては飲酒や喫煙、環境ホルモンの影響が考えられています。病院にかかると改善方法として飲酒や喫煙を控えるよう指導されることが多いようです。

 

精子に必要な栄養のまとめ

精子の量が少なかったり、精子の運動量が少ない場合には、精子に活力を与える栄養素を摂ることが大切です。では、精子にはどんな栄養素が必要なのでしょうか。

 

亜鉛

亜鉛には疲労回復や生殖機能を向上させる効果があり、精力をアップさせる栄養素としてよく知られています。牡蠣やうなぎに豊富に含まれていますが、抹茶や煎茶にも多く含まれているのでお手軽に摂取したいときにはこれらのお茶を飲むのがいいでしょう。

 

アルギニン

アルギニンはアミノ酸の一種で、精子を作り出し、運動能力を高める作用があります。またEDの改善効果も期待できます。山芋やレンコンなどの豊富に含まれています。

 

鉄分

鉄分は精子の形成を助ける作用があるといわれています。牛や豚レバー、ヒジキなどに豊富に含まれています。

 

セレン

セレンはもともと精子の中に含まれている栄養素であり、精子を形成する働きがあり、不足すると精子の減少や精子の運動能力低下を引き起こします。魚介類、とくにいわしやホタテに豊富に含まれています。

 

ビタミンE

ビタミンEは精巣機能を高めて精子の数を増やす効果があります。男性ホルモンの生成と分泌を促す効果もあり、医師から処方されることも多い栄養素です。うなぎや落花生、大豆などに多く含まれます。

 

ビタミンC

ビタミンCには精子の量を増やし、精子の動きを活性化させる効果があります。アセロラやミカンなどに豊富に含まれます。

 

精子に良いこと悪いこととは?

精子の運動量にマイナスになるもの。

肥満になる
飲酒をする
喫煙をする
肉食を食べる

 

精子の運動量にプラスになるもの。

穀物を食べる
果物を食べる

 

精子を元気に!今からできる改善方法

精子の異常の中には改善のために外科手術や投薬治療を必要とするものもありますが、ちょっとした生活習慣の改善で精子の数や運動量を増やすことができる場合もあります。ここでは弱った精子を元気にする、日常生活の改善方法をご紹介します。

 

食生活の改善

脂っこい食べ物や辛い食べ物は腎臓に負担を与え、精子の減少や質の低下を引き起こします。こういった食べ物は控え、反対に新鮮な野菜や和食、鶏肉や魚のスープなどを積極的に摂るといいでしょう。添加物や人工調味料も精子に悪影響を与えるといわれているためできるだけ避けることをおすすめします。

 

適度な運動

適度な運動を摂り入れることで血のめぐりがよくなり、酸素や栄養が全身に行き渡るようになります。特に有酸素運動が効果的です。特別ハードな運動は必要ありませんが、ハードな運動をする場合はしっかりと下半身を保護することが大切です。

 

飲酒やたばこを控える

過度の飲酒、たばこは精子の数、運動量ともに低下させます。それだけでなく奇形精子が増えて受精能力を低下させたりEDなどにもつながります。飲酒、たばこは控えるのがいいでしょう。

 

熱いお風呂やサウナを控える

精子は基本的に熱に弱く、体温よりも少し低い31〜33度ぐらいのときに最も活発になります。熱いお風呂やサウナを長時間利用すると精巣に負担がかかり、精子の数の減少や運動能力の低下を引き起こすため控えるのがいいでしょう。また、蒸れやすい服を長時間着ているのも精子にはよくありません。

 

漢方

漢方は人によってはかなりの効果を発揮する場合があります。腎陽虚(じんようきょ)や脾腎陽虚(ひじんようきょ)、また腎陰虚(じんいんきょ)や湿熱(しつねつ)などが精子改善に効果的です。

 

サプリメント

男性機能の向上には「テストステロン」というホルモンが欠かせません。このテストステロンの分泌を促す効果があるのがマカです。マカはサプリメントで摂取するのが一般的です。種類もたくさんあるので自分にあったものを見つけて習慣的に飲むのがいいでしょう。

 

ストレス解消

男性の生殖機能は精神面に大きく影響されます。日々のプレッシャーやストレスが、精子の質や量の低下につながることも珍しくありません。1日のうちに短くてもリラックスできる時間を作ること、そして何かしらのストレス解消法を見つけることで、見違えるほど精子の質・運動量がアップすることがあります。

 

精子の異常を調べる方法や料金

無精子症や精子減少症などの精子異常を発見するためには、精液検査を受ける必要があります。精液検査では、精液を採取し、その中の精子の数や精子の運動率を検査します。

 

精液検査ではまず精液を採取します。病院の採精室と呼ばれる専用の部屋やトイレでマスターベーションをして採取するのが一般的ですが、病院での採取に抵抗がある場合や忙しくて病院での採取が難しい場合には、自宅で採取して病院に持っていくことが可能な場合もあるので、まずは病院の方針について確認しておきましょう。

 

精子の寿命は短いため、採取した精子はすぐに検査にかける必要があります。自宅で精子を採取する場合には、通院当日に採取して病院に持っていく必要があります。また精子は低温に弱いので、冬場やエアコンの効いた電車・バス・車などを利用して通院する際には、精子を人肌に温めながら持っていく必要があります。また精子は毎日精巣で作られるため、その日の体調や食事などによって状態が変化します。そのため精液検査は日にちを置いて複数回実施されるのが一般的です。

 

精液検査では基本的に次の点を確認します。

精液中の精子の数
精子の運動量
精子の奇形率

 

他にも、精子の色などから精巣や精管への異常をチェックします。

 

検査は通常、だいたい1時間程度で終わります。当日検査結果が出ることもあれば、後日検査結果を説明されるといったケースもあります。
精液検査の結果は、「生殖可能な基準値の下限を満たしているかどうか」で判断されます。生殖可能な基準値の下限は、2010年にWHOが発表した以下の数値が参考となるでしょう。

 

精液量 : 1.5mL以上
精子数 : 3900万以上
運動率 : 40%以上
奇形率 : 96%未満

 

この数値を下回ると、精子異常と診断され、自然妊娠が難しくなります。

 

基本的な精液検査は保険が適用されるため、上でも紹介した精子の数・運動率・奇形率の検査であれば1000円〜3000円程度の自己負担で検査可能です。ただし、保険適用外の検査を行う場合は5,000円以上の検査費用がかかるため、あらかじめ実施予定の検査が保険適用内かどうか確認しておくといいでしょう。

 

まとめ

不妊というとどうしても女性側に原因があると考えられがちです。しかし実際には不妊の4割は女性、4割は男性に原因があり、残りの2割は原因不明と言われています。つまり不妊の原因は男女どちらか一方に偏っているのではなく、どちらにも平等に原因がある可能性があるのです。にもかかわらず、不妊治療に訪れるのはほとんどが女性だけです。そこで女性側に原因がないことが分かっても、男性側が検査や治療に積極的ではなく、結局子供をあきらめるというケースが決して少なくはありません。

 

不妊の原因の割合からみてもわかる通り、不妊治療は本来夫婦が揃って行うのが最も望ましいのです。妊娠は男女どちらか一方だけが頑張ってもかなうものではありません。男性の協力も少なからず必要となります。

 

また、女性は高齢になると妊娠しにくくなるとよく言われていますが、これも女性だけに関わらず、男性も高齢化によって精子の質や数が低下し受精しにくくなります。

 

妊活中のご夫婦でなかなか妊娠できずに悩んでいる場合は、ぜひ一度夫婦そろって不妊検査を行うことをおすすめします。

 

 

精子は禁欲期間が短い方が運動量が多く元気になる!

精子,栄養

 

最近の研究報告の結果ですが、禁欲期間と精子のDNAの損傷率の関係を調べた結果、驚くことに禁欲期間が短いほど、精子のDNA損傷率が低く元気で活発な運動量が報告がされています。

 

つまり、定期的にまた頻繁に射精をしておいた方が新鮮な精子の割合が高くなり、妊娠、着床力もアップするのです。

 

身体が必要と判断した結果、精子をつくる量やスピードをはやめてくれるのかもしれませんね。

 

 

精子は酸化に弱い!抗酸化サプリメントが効果あり!?

 

日本生殖医学会の研究の発表がなされました。

 

これは活性酸素が精子に大きなダメージを与えることから、被験者に抗酸化サプリメントを補充し治験をしました。
すると結果は精液所見が改善、精子の運動量も増加、妊娠に至る確率が高くなる結果報告がされたのです。

 

コエンザイムQ10やビタミンC、ビタミンEが配合されているサプリメントの補充は有効と考えてよいでしょう。


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