おりものをチェック!これは妊娠!?匂いや色で全てが分かる!?

みなさん、知っていましたか?

 

おりものの色や匂い、生理前と妊娠初期のおりものの違い、出血のあるなしなどである程度は自分の身体にどんな変化や症状が出ているのか判別することができるって?

 

逆に毎日感じ、みているものが突然微妙な変化をしたら、なんだか気になりますよね。

 

本ページではおりものの基礎から、おりものの変化でわかることを分かりやすく解説していきます。

 

ぜひ参考にしていってくださいね。

 

女性には当たり前のことですが、まずは改めて基本情報からまいりますね。

 

<このページの目次>

生理前と妊娠初期のおりものの特徴と違いとは?
おりものの色で分かる症状とは?
おりもののにおいで分かる症状とは?
おりもののにおいの改善方法とは?
おりものに出血があった場合の原因と対策
おりもの以外で妊娠初期を知る体の変化

 

 

おりものとは

おりもの

 

 

今更ですが改めて基礎から^^
おりものとは膣の内部、子宮の入り口の粘膜部分から分泌されるもので、分かりやすく言うと目から分泌される涙や、口の中で分泌される唾液のような分泌物の一種と言われています。

 

膣の内側は粘膜になっていて、排泄や性行為など、とても細菌や雑菌などが入りやすい場所ですね。

 

そのため、そうした細菌や雑菌が体内に侵入してこないようにしてくれるのが、おりものの役割となっています。

 

また、粘膜の部分は乾燥しやすいため、常に潤いを維持してくれるという働きもしています。

 

洗い過ぎ、清潔過ぎに注意!?

おりもの

 

おりものは、女性の体のメカニズム的に多少あることは当然の現象です。しかし、下着が汚れたり不快になったりするので、量が多いと気になるという人はたくさんいますし、ビデなどで必要以上に洗浄する人も多いようです。

 

しかし、おりものには下着を汚すことや、においが気になるなど不快になってしまう反面、大腸菌やカンジダ真菌などの細菌が膣の中に侵入し、増殖しないように殺菌してくれるという働きがあることを忘れてはいけません。

 

膣内の分泌物には、デーテルライン桿菌という細菌が含まれていて、この善玉菌が膣内に侵入してくる悪玉菌を撃退してくれるのです。

 

なので、ビデなどで膣の中を洗浄する習慣がある人は、膣内の善玉菌が少なくなってしまい、細菌が侵入すると色々な疾患に感染しやすくなります。

 

過度は洗浄なので、このデーテルライン桿菌までも減少させてしまっては逆に不衛生をまねき、感染症のリスクをかかえることになることはあまり知られていませんので、みなさんも是非今日から気を付けてみてくださいね。

 

生理前と妊娠初期のおりものの特徴と違いとは?

おりもの,妊娠初期

 

おりものは、生理前後、また妊娠した時には状態が変化することが多いものです。

 

わずかな違いに注意していると、妊娠検査判定薬をしなくても分泌物の状態から妊娠したことを自覚できるという人もいるほどだそうです。

 

おりものの状態は、子宮内の状態と連動していて、生理や排卵などによって大きく影響を受けやすいのが特徴です。

 

例えば、生理直後には、細菌感染を防ぐために状態は粘着力があってドロッとしたものが多くなりますが、排卵日が近づくにつれて精子を受け入れやすい状態となるので、ドロッとした状態からサラサラで水のような状態へと変わっていきます。また、精子を速やかに子宮内に届けやすい膣内環境を作るため、おりものの量は排卵日に向けて増えていきます。

 

量のピークは排卵日の前後になることが多く、その後には少しずつ減少していき、生理前には再びドロッとして粘り気のある状態へと変わります。

 

妊娠初期には、おりものの量が多くなり、排卵時のような水っぽい状態が継続することがあるようです。必ずしも量が増え、ドロッとした状態からサラサラな状態になるというわけではありませんが、こうした変化があれば、妊娠した可能性があると考えられるので、妊娠判定薬を使ってみると良いかもしれません。

 

また、妊娠初期には着床出血が起こることがあり、その場合にはおりものに少し出血が混じるので、色が茶色っぽくなることがあります。少しだけ茶色っぽいという状態が一時的に起こるならあまり心配する必要はありませんが、もしも茶色っぽい状態から生理のような赤に変わったり、量が増えたりするような場合には、妊娠した後の切迫流産かもしれないので、婦人科を受診することをおすすめします。

 

おりものの色で分かる症状とは?

おりもの,妊娠初期
正常なおりものは、白の分泌物です。
しかし、いろいろな原因によって黄や緑、茶色などに変わってしまうことがあります。おりものに色がつくということは、妊娠以外にも何かの疾患にかかっていることが考えられるので、放置せずにできるだけ早くに婦人科を受診して適切な治療を受けたほうが良いでしょう。

 

放置してしまうと、場合によっては不妊症の原因になってしまうこともあるので、早期発見と早期治療がとても大切です。

 

もしも色が黄や膿を持ったような状態になったら、クラミジア感染の可能性があるので注意してください。この場合、さらっとした水のようになり、量も増えることが多く、膣内が炎症を起こすので場合によっては出血して、おりものに血が混じって茶色っぽい感じになることもあるようです。

 

トリコモナスに感染すると、黄や緑になることが多いようです。
色だけでなく粘着性が出て来たり、膣内がかゆくなったり、性交の時に痛みを感じるような場合には、すぐに婦人科を受診して治療したほうがいいでしょう。

 

同じようなおりものでも、匂いがきつい場合や普段とは明らかに何かが違うような気がする時には、淋病という感染症に感染している可能性があります。

 

これらの病気は早期治療をすれば素早く完治できますが、放置すると不妊の原因になるので注意してください。

 

その他にも、分泌物の色が黄や黄緑になるという場合には、ブドウ球菌や結核菌、子宮内膜炎など様々な疾患の可能性があります。

 

おりもののにおいで分かる症状とは?

おりもの,妊娠初期
基本的におりものは無臭ですが、膣のそばには排泄器官があって菌が繁殖しやすく不潔な状態になりやすかったり、体臭には個人差があったりするので、においがまったく無臭という人は意外と少なく、すこし酸っぱいにおいだと感じる人は多いようです。

 

しかし、少しぐらいは正常な範囲なのであまり気にする必要はありませんし、病院を受診しても「気にし過ぎ」ということが多いのだそうです。そのため、耐えられないような悪臭というのでなければ、あまり心配する必要はないでしょう。ちなみに酸っぱいにおいがするというのは、おりものが酸性だからです。

 

もしも生臭さや、イカ匂いにおいがする場合には、膣洗浄のしすぎで膣内環境が悪くなっている可能性があるとともに、感染症にかかっている可能性もあるので、婦人科を受診してみてください。

 

そのほかにも、普段とは違うにおいがしたり、普段よりもにおいを強く感じたりする場合には、放置するよりは婦人科を受診して、何も問題ないことを確認したほうが、精神的にも安心ではないでしょうか。

 

万が一の時には子宮がんなど、深刻な疾患の可能性もあるので、早期発見と早期治療のためにも、おかしいなと思ったら早めの受診がおすすめです。

 

おりもののにおいの改善方法とは?

おりもの,妊娠初期
おりものは本来無臭ですが、生活習慣や体臭などによってにおいがつくことは珍しくありません。

 

また、においが気になるからと言って膣洗浄を頻繁に行っていると、膣内の善玉菌が少なくなってしまうことで大腸菌などの悪玉菌が増殖しやすい環境となり、本来ならしないはずのにおいが強くなり、病気に感染しやすくなってしまうということがあります。

 

そのため、最初にできることは、ビデを使ったりして膣の内側を過度に洗いすぎるのを控えるということです。

 

また、ホルモンバランスが崩れると、体臭が強くなりやすいため、おりものもにおいやすくなります。

 

ホルモンバランスを出来るだけ崩さないように、夜はしっかり睡眠時間を確保し、あまりストレスや疲労をためすぎないような工夫をすることは、においを改善するための方法として有効です。

 

毎日適度に運動をすることも予防法や解消法になりますし、食生活を見直して雑菌が好む糖分や脂分はできるだけ控えるように心がけることもまた、間接的におりもののにおい解消法となります。

 

分泌物の量が増えると下着が濡れたりして、匂いが気になったり不快になったりすることが多いと思います。

 

そんな時におすすめなのが、パンティライナーや布ナプキンを使った予防法です。使い捨てタイプのパンティライナーなら、汚れたら交換して常に下着の中を清潔な状態に維持できますし、においも気になりません。

 

消臭作用や殺菌作用のあるクリームを使うという方法もあります。

 

これは、雑菌を殺菌することによって気になる悪臭を撃退してくれるアイテムで、即効性のあるものが多いようです。ただし、敏感肌の人だと肌との相性があるので、購入するなら返金保証制度がついているものを利用したほうが安心かもしれません。

 

おりものに出血があった場合の原因と対策

おりもの,妊娠初期

 

おりものに出血が混ざると、色が茶色っぽくなったり、ピンク色になったりします。出血は膣内、もしくは子宮内で起こるわけですが、正常な状態なら出血することはないので、もしも茶色っぽいおりものが出た場合には、いくつかの原因を疑ってみて、必要なら婦人科を受診することをおすすめします。

 

妊娠初期の場合にもおりものが少し茶色っぽくなることがありますが、これは受精卵が着床する際の着床出血と考えられます。量は多くありませんし、出血は一時的なものなので、様子を見ている間におりものの色は白か透明になるでしょう。

 

もしも茶色っぽい色がピンクや、赤に近づくような場合には、出血が継続しているということなので、切迫流産の疑いがあります。すぐに婦人科を受診して適切な治療を受けてください。

 

不正出血が原因でおりものに血が混ざることもあります。

 

例えば、クラミジアやカンジダなどに感染すると膣内環境が悪化して炎症を起こし、わずかな刺激や性行為によって出血しやすくなります。それがおりものに混じって色が変わる原因となるわけですが、婦人科に行けばすぐに治療できるので放置しないようにしましょう。

 

また、不正出血を起こす病域には、感染症だけではなく子宮がんなどの深刻な病気もあるので、早期発見と早期治療がとっても大切です。ちなみに子宮がんは、早期発見すれば完治することができますが、発見が遅れると治療自体が難しくなってしまうので注意してください。

 

おりもの以外で妊娠初期を知る体の変化

おりもの,妊娠初期
妊娠初期は、体にいろいろな変化が起こります。
おりものの状態が変わることもその一つなのですが、妊娠初期に全員がおりものの変化に気づくわけではありませんし、注意していても変化に気づかない人もたくさんいます。そのため、妊活している人は全身のいろいろな変化に早めに気づけるように注意しながら生活すると良いでしょう。

 

そして、普段と少し違うなと感じた場合には、無理をせずに安静にするように意識しましょう。

 

倦怠感や眠気

妊娠初期を知る体の変化の中でも多くの人が実感するのは、なんとなくいつも疲れているとか、眠たい、胸が張るなどの症状です。
仕事をしている人は、妊娠していなくてもいつも眠かったり、疲れていたりしますし、生理前には胸が張る人は多いので、必ずしもこれらの症状が出たら絶対に妊娠というわけではありません。

 

しかし、普段とは違う何かを感じた場合には無理をせず、健康な赤ちゃんをお腹の中で育てるために自分にできる事として、精一杯リラックスし、体も心も休息させましょう。

 

生理の遅れ

月経予定日になっても生理が来ない場合には妊娠に気づくことができますし、その頃からつわりが始まって、吐き気がしたり、食欲がなくなったりすることが多くなります。

 

妊娠初期だとまだ胎児の大きさは小さいのでお腹がポッコリ出るという事はありませんが、体調が悪くて外出することが難しくなったり、いつどこで気分が悪くなるか分からないために外出することが不安になったりするという女性も多いようです。

 

8,まとめ
おりもの,妊娠初期
妊娠するとおりものの色以外にも、いろいろな所に体の変化が現れます。

 

しかし、どこにどんな症状がどの程度現れるかは個人差がありますし、それに気づける人もいれば気づかない人もいるものです。はっきりとわかる変化が現れるかどうかという点は、胎児の成長や健康とは関係ありません。

 

自分には妊娠初期の変化がなかったという人でも心配することはありませんし、日常生活に支障が出るほど重症だったという場合でも過度に心配することはありません。こうした体の変化は、妊娠初期にお母さんが無理をし過ぎないようにというサインなので、疲れたら体を休めることや、忙しすぎないように気をつけるなど、普段の生活でいつ妊娠しても良いような心構えをしていることが大切なのかもしれません。

 

おりものの色が変わることは妊娠初期の症状の一つですが、妊娠以外にも病気の症状という可能性があるので、もし色が変わって気になる場合には、放置せずに速やかに婦人科を受診するようにしましょう。

 

万が一妊娠なら早く知ることができますし、もしも病気なら早期治療ができるというメリットがあります。病気だと、放置することで将来の不妊症の原因になってしまう可能性があるので注意してください。


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